ブレードランナー2049ネタバレ!悪評多し!その理由を探る!

レプリカントと人間の違いは何なのか?
レプリカントが限りなく人間に近づいていくとき、人間自身のアイデンティティを考えさせられる。
人間がレプリカントを作り出して、より快適な、より自堕落な環境に身を委ねていく時、人間は自ら人間らしさを失っていき、レプリカントに対して疑心暗鬼を深めていく。
今回の映画の底流にあるメッセージはその部分を鋭く射抜いている!


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ブレードランナー2049ネタバレ!悪評多し!その理由を探る!

2049年、荒廃した世界に終着した地球では、人間から圧倒的な差別を受けながらも従順に任務を遂行しようとするレプリカントが存在している。

レプリカント……

人間が創造主であり、人間に隷属するものとして、荒廃した世界の中で、人間のためにその使命を全うしようとする存在。

だがら、その時々によって、レプリカントが負うべき役割は違う。

この物語の主人公のK(ライアン・ゴズリング)は、レプリカントである。

彼はロサンゼルス警察のブレードランナー(旧式のレプリカントを抹殺する役目を持つ者)であった。

いつものように、Kは、女上司の指示でブレードランナーとしての指名を果たしに、反社会運動家のサッパー・モートン宅を襲撃する。

Kは襲撃したあと、モートン宅の庭木に埋められた奇妙な箱を発見する。

その中には、人の形をした遺骨が格納されていて、そのことを女上司・ジョシに報告する。

この出来事から、Kは予期しない事態に巻き込まれ、自分の存在そのものに懐疑な想いを抱いていく。

骨を調べて行くと、頭部にシリアルナンバーが書かれており、この遺骨は女レプリカント、レイチェルのものであることが判明する。

レイチェルは、35年前に公開した前作『ブレードランナー』におけるキーパーソンで、主人公・リック・デッカード(ハリソンフォード)が愛した女性版レプリカントである。

レイチェルの死因が今回の物語の肝になる。

彼女が亡くなったのは、緊急で帝王切開をしたのが原因であった。

その事実は、それまで不可能だと思われていたレプリカントの繁殖機能を示すものであり、レプリカントを製造する側としては画期的であり、あるいは逆に激震的であった。

なぜなら、環境の悪化した現地球では、人間はレプリカントなしでは生存し得ず、時に人間を助け、時に人間の犠牲になって、地球と人類の秩序を守ってきた。

レプリカントの製造は一体一体、その過程は精緻を極め、大量生産の術が現在のところ存在しない。

このためもし、レプリカント同士で新しい生命を作り上げることができるならば、人類と同じように繁殖していくに違いない。

いや、その繁殖・繁栄は恐らく人類以上のものになるであろうからだ。

このことを危険視したジョシは証拠の隠滅を図ろうとKに指示するが、Kは何かのハンチを感じたのか、そのことを自らの手で調べようと動き出す。

Kがレプリカントの生産者であるウォレス・コーポレーションを訪れたのを契機として、物語は大きく推進を変えていく。

レプリカントの繁殖に興味を示したウォレスはレイチェルの子供を探し出そうと、部下のラブにKを追跡するように命令ずる。

Kはレイチェルと関係のあったリック・デッカードの居場所を探す一方で、ラブはロサンゼルス警察から骨を強奪し、Kの行動を監視してレイチェルの子供の居場所を突き止めようとする。

その過程で、ラブとKは激闘を重ねていく。

ラブは、性能のいい極めて優秀なレプリカントである。

ラブにとって旧型のKなど赤子の手を捻るようなもの。

力の差は歴然としている。

互角に見える闘いは、一方的にKに損耗のみを与えていく。

で、ラブとKの闘いで衝撃的だったのは、 レプリカントであるKが唯一の心の拠り所としているウォレス社製のホログラム女性『ジョイ』を破壊していくシーン。

Kにとって、切ないほど人間らしい疑似恋愛の対象である『ジョイ』。

Kは旧型といはいえ、人間の心の何たるかを理解している。

肉体的には、完全に人間と同じである。

ナイフで刺せば血が出るし、銃で打てば死ぬし、ただ人間のように老衰による死はないかもしれないが、感情や意思まで有するレプリカントはまさに人間そのものである。

今回、レプリカントの設定がほとんど人間のそれと酷似しているために、若干、観ている者の混乱を来たしているかもしれない。

「レプリカント」とは、一体なんなのか。

人造人間なのか、アンドロイドなのか、ロボットなのか、A Iなのか。

Kはもはや、生存寿命が4年に限られている旧型ではない。

さらには、蜂と見れば即座に殺そうとする旧型でもない。

人間の近くで人間の行動律を学び、人間の近くで感情の琴線を身につけている。

Kは、新型のレプリカントであるラブにそれを踏みにじられた。

新型はより激しく人間と同等の機能を有するレプリカントなのではなく、より従順に人間の意思を察知する存在であるに過ぎないのであった。

そんな中、今回の物語で注視すべき点が、レプリカントが生殖機能を有するに至ったのかという考察である。

生殖機能を持つには、当然、種の保存の本能を持ち得なければならない。

誰かを好きになり、一つになり、その瞬間から作り出される愛の迸りを種の保存に変えていかなければならない。

Kもまた、誰かを好きになり、一つになっていくことの意味を実感したかったであろう。

疑似恋愛とはいえ、Kが選んだのは、ホログラムのジョイであった。

Kは、最新の機能を持つ進化したジョイ使い、ホログラムを生身の人間とダブらせてみたり、外界で持ち運んで使ってみたりした。

そんな時、Kはラブの襲撃を受け、ジョイを映し出す機械装置を足蹴に破壊されてしまうのだ。

ジョイとKとの関係は、Kと人間との関係に酷似している。

ジョイはKとの最後の瞬間、ホログラムでありながら、最後の涙をKに向かって流していた。

人間のために生きてきたKも、自分を人間と錯覚することがあったに違いない。

人間の命令が絶対であれば、いつかさらなる新型の出現により、自分は亡き者にされてしまうだろう。

ジョイが足蹴に破壊されたシーンは、自分にとってこんな想いを彷彿とさせた。

惨たらしく破壊されたホログラムの残骸を見て、Kの想いはどこに辿り着いたのだろう。

レイチェルの遺骨の木箱に刻まれた日付の謎が、Kの心を大いに励ます。

デッカードとレイチェルの間にできた子供は実はKではなかったかという推察である。

彼自身もそれを思ってきた。

そして、Kは確かにこの推察を心の拠り所にしてきた。

物語の真相は、Kがレイチェルのデッカードの子供であるかどうかによって、大きくその主題が変わっていくことが想像されたが、我々の想像とは別に、二人の子供は全く別の所にいた。

これが良いか悪いかの判断はつきかねるが、明らかに、彼が子供でないことによって、Kの存在意義がなくなってしまったように思える。

Kは結局、人間を超えた人間らしい部分を持ちながらも、人間に従属する存在として、自分の限界を知るしかなかった。

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ブレードランナー2049ネタバレ!2時間43分、長すぎる!個々のシーンも長すぎる!

この作品が、無意味に上映時間だけが長く、駄作と言われる所以はここにあると思う。

ここで『ブレードランナー2049』に到達するまでの時代背景を時系列で説明していく。

2019年のロサンゼルス。巨大企業のタイレル社が製造しているレプリカントと呼ばれる人造人間が反乱を起こした。これを「処分」するのが、ハリソン・フォード扮するデッカードという警官で、ブレードランナーと呼ばれている。

デッカードは、レイチェルという試作品のレプリカントを愛してしまう。当時のレプリカントには、4年という寿命があり、感情を持ち始めたりするまでがほぼ4年、という設計になっている。そして、デッカードは、寿命の判別しないレイチェルとともに、どこかに去ってしまう。

前作の『ブレードランナー』はそんな内容である。

そして、前作から2049までに繋がっていくストーリーである。

2020年、前世代レプリカントを製造したタイレル社のタイレルが死去する。

2022年。西海岸が大規模な停電になり、アメリカ国内のあらゆる電子データが破壊。食料危機となる。原因は、レプリカント製造との世論が起こる。

2023年、レプリカント製造を無期限に禁止する法律が成立。4年の寿命しかない、旧モデルのレプリカントは退役、生き残った当時の新型は「解任」となる。

2025年。ウォレスは、遺伝子組み換え食品「プロティン」を開発し食料危機を救い、全世界の救世主的存在として台頭する。

2028年。ウォレス社は、世界的企業に成長し、倒産したタイレル社を引き継ぐ。

2030年代。ウォレス社は、遺伝子工学を推進、レプリカントに記憶装置を施すなど、レプリカントを従属させるための制御法などの開発を進める。

2036年。レプリカント製造禁止法が廃止。ウォレスは、新型のレプリカントの製造を始める。

2040年代初め。ロサンゼルス市警は、違法となったレプリカントを解任しようとし、Kを始めとした新型レプリカントが台頭していくのである。

この物語は、正直、2時間43分も要らないであろう。

この映画を見た人の中には、設定の精緻さに舌を巻く人がいたかと思えば、逆に100%の憎悪でもってその感想を述べる人もいる。

酷評する人の意見として共通しているのは、映画全体に通して流れる背景の暗さであるという。

ある意味、2017年のワーストムービーと酷評する人もいるくらいだ。

そして、Kをデッカードとレイチェルの子供としなかったことによるアピールポイントの弱さであると指摘する。

上映中、眠気とイライラと後悔の念しか沸いてこない、思い出すだけでも腸が煮えくりかえってくる作品だと言う人はその想定を外されたことへの怒りかもしれない。

映画の途中、流石に退出する人はいなかったが、明らかに所々ため息にも似た沈黙が流れたのは確かである。

自分自身も一緒に観に行った人と、こんな映画誘ってごめんね🙇と、必死で謝っていたくらいだ。

映画って、途中でどんなに退屈な状況を挟もうと、終わる時がしっかりしたメッセージ性を聴衆に落とし込めれば、その鑑賞観はさほど劣悪にならないものだ。

だが、この作品については、徹頭徹尾、メッセージの有る無しに関わらず、同じテンポで映画を刻んでいっている。

それが、やはり酷評に繋がっている。

とにかく、前作と今作の間のニュアンスを熟知している者が、頭を捻りに捻って初めて理解可能な謎解き問答映画なのである。

これでは、2017年のワーストムービーと言われても仕方がないであろう。

雪降る中で、Kが静かに雪に打たれるままになるシーンがある。

この情景に数分の時間を割いている監督の伝えたいことが一向に伝わらない。

この映画が本当に伝えたかったことは何であろう?

最後の最後まで、理解出来なかったことに消化不良感が残る。

そんな作品である。(おしまい)

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