日産 神戸製鋼日本の製造業が危ない!現代の販売流通のあり方に喝!

日産、神戸製鋼の相次ぐ不祥事により、日本の製造業の根幹が揺らぎ始めている。
日本の製造業はかつて世界のこの分野をリードしてきた。
ところが、一つのミスが大きな損害を引き起こし、会社の経営基盤に大きく影響を与えてしまう現代のマーケットでは、社内のアラを暴くはずのコンプライアンス機能が全く効かなくなる。
2社の今後はどうなるのか?


スポンサーリンク



日産 神戸製鋼 不正のオンパレード!日本の企業は本当に大丈夫か?

日産自動車は10月2日、国内で販売した約120万台のリコール(回収・無償修理)を実施すると発表した。

リコール対象となるのは、国内工場で2014年10月から今年9月にかけて製造された車。日産は、なぜ不備のある検査が行われていたのか社内調査を開始。

西川社長は、

「国と約束した仕組みで、(中略)勝手に検査してはいけない。ここの認識が十分ではなかった。人手が足りないから、忙しいから、というわけではない」

と述べた。

対象車種には、同社で販売が最も好調なミニバンの「セレナ」やコンパクトカー「ノート」が含まれる。

費用はざっと250億円ほどかかるという。

会社史上の最大の打撃はそれだけではなかった。

日産自動車は10月19日、あらためて国内に6つある完成車の全工場で国内向け車両の出荷を停止すると発表したのだ。

日産は全工場での出荷再開まで最低でも2週間程度かかるとみている。

全工場での出荷停止など、前代未聞である。

末端のユーザーに届く納車の遅れについては、天文学的な影響を及ぼすことになろう。

何故そうなったかといえば、無資格者が完成車を検査していた問題を9月に国土交通省から指摘されて以降も、4工場で是正していなかったからである。

ずさんな検査体制を見直すため、顧客への引き渡しを停止する事態に追い込まれたのだ。

その結果、社長の西川氏は再び記者会見で、再び陳謝せざるを得ない状況に追い込まれる。

同社長の、

「再発防止策を信頼していただいた皆様に深くおわび申し上げる」

との言葉が、何か空々しく聞こえてくる今日この頃である。

日産は不正の公表後も子会社である日産車体の湘南工場(神奈川県平塚市)で無資格者による検査が続いていることが発覚。

加えて、追浜工場(神奈川県横須賀市)や栃木工場(栃木県上三川町)、グループ会社の日産自動車九州(福岡県苅田町)でも国交省に届け出ていた場所とは違う工程で無資格者が検査していたことが判明した。

日産は完成検査の体制を見直すために、国内向け車両の生産を一時停止し、有資格者以外は検査できない体制に改めるとしている。

最初の不正発覚後、工場から出荷した3万4000台については再検査やリコール(回収・無償修理)を検討する。

一連の費用は約10億円とされ、前回の250億円にさらに上乗せした費用がかかるのは必至だ。

そもそも一連の問題は、国交省が9月18日以降に日産の工場を抜き打ちで調査し、無資格者の検査が発覚したことが発端だ。

有資格者の印鑑を無資格者に貸与して書類を偽装する不正も見つかったという。

日産は9月29日の記者会見で事態を公表し「是正した」と説明。

10月2日には西川社長が記者会見で「全て有資格者が検査する体制に改めた」と説明していた。

西川社長は体制を改めたと言い切りつつ、直近の間違いを認め、無資格検査が行われていた間に出荷された120万台の日産社をリコールすると宣言。

まさに、肉を切らせて骨を断つ式の、全社挙げての再生に賭けたのである。

そもそも9月18日の無通告の立入検査後の調査で、たった10日余りの調査で是正したと記者会見する、社長の姿勢そのものがどうかしていると思わないか?

きっと文書を全社に一斉に通知したまではいいが、その報告が上がってこないことをいいことに、机上の報告でもって安全と判断するのは、早計も早計である。

これらの報道から、

「このデタラメぶりは氷山の一角なのではないか。国のチェック機能をさらに徹底しなければ、日本の製品が世界で総スカン状態になりかねない」

と危惧する向きも多い。

神戸製鋼不正!ものづくり日本の土台が崩れる?数兆円単位で影響か?

一方、神戸製鋼のごまかしは、日産のそれを遥かに凌いでいる。
 

「生産していたアルミ・銅製品、鉄粉までデータを偽装していた。例えば顧客が、この強度にして欲しいと10回の強度テストを依頼する。しかし実際は、6回しか行わない。それにテスト10回済みの検査証明書を添付し、納入していたわけです。中にはサイズをごまかしたものまであった。数値の偽装には数十人近い内部の人間がかかわっていたというから、会社ぐるみで行っていたも同然」

会見した神戸製鋼の梅原尚人副社長は、偽装の原因をこのように話す、

「納期を守り、生産目標を達成するプレッシャーから、つい手を染めてしまった」

「苦情が来ない範囲で、ほどほどの品質管理をしておけば大丈夫という、契約内容より現場の判断を優先しても問題はないといった空気が強かった。言ってしまえば、数値よりもベテランの目を過信してしまう考え方から脱却できなかったということです」

データ改ざんは、栃木県真岡市の真岡製造所など4カ所で約1年間にわたって行われていたというが、部品によっては20年近くデータを偽装した疑いも残っている。

20年間にわたる偽装の影響は計り知れないだろう。

専門家はこう言う、

「データ偽装製品の納入先は国内外約200社。その中には、10月10日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた三菱重工のH2Aロケット、トヨタをはじめとする自動車メーカーの車のボンネット、JR東海、東日本、西日本なども車両の一部に使用している。三菱重工業などは、これから世界に売り出そうとしていた旅客ジェット機の『三菱リージョナルジェット』にも使っていた。ほかに、防衛省に納入された防衛装備品や米ボーイング社など、あまりに影響が大きすぎる」

国防の観点からいえば、日本の平和を北朝鮮の脅威から守るとされているH2Aロケットの性能にまで影響を与えると考えれば、そうした日本を守るとされている兵器すらもその実効性が怪しいのではないかという疑念が生まれるのである。

製造業は物の品質と納期が命である。

正確無比に物の納入を間に合わせることが、その後の生産工程のすべてに関わってくる。

現代は何はさておき、流通主導の時代だ。

末端ユーザーの利便性をまず第一に考えなければ、商品は売れない。

そのため、ユーザーの需要を満たすために製造側はかなりの無理をしなければならない。

その歪みの蓄積が今回のような問題を生じさせたのではないだろうか。

今後、偽装製品を渡されていた企業はどうするのか。

企業トラブルなどにかかわる弁護士は、

「調査次第だが、車はリコール必至。神戸製鋼製品が使われた商品が売れなくなる可能性もある。ボーイング社などの海外大手企業は、訴訟を起こす可能性も否定できない。その場合、1社数兆円もの賠償が発生する懸念もあります」

と懸念する。

同様の問題は、何も日産や神戸製鋼だけではない。

ここ数年、日本を代表する企業に不祥事が連続して起きている。

2015年には東洋ゴムの免振ゴム装置のデータ改ざん問題が発生して経営陣が一掃された。

その建物数は154棟に及び、同社の経営を揺るがしている。

同年には東芝の1500億円を超える粉飾決算が発覚。その後、買収した米原発大手のウエスチングハウスの不採算が明るみに出て存続の危機にさらされている。

2016年4月には、三菱自動車で燃料試験のデータ改ざんが発覚した。軽自動車『ekワゴン』では燃費をリッター30.4㎞としていたが実際は26㎞程度で10%前後の水増し。これにより約62万台がリコール対象となり、結果的に日産自動車の傘下入りを余儀なくされた。

ところがその傘下に収めたはずの日産が、今度は無資格者による完成検査が発覚し、約120万台がリコール、追加費用が約250億円に達する騒ぎとなっているのである。

これまで日本製品を支えてきたのは“メイド・イン・ジャパン”の信用度。

多少、価格は高くても、繊細な技術と完成度の高さが受け、中国などの安価な商品に勝ってきた最大の理由であった。

製造業は、あくまで良いものを確実に作り続けるというスタンスを持ち続けることが必要である。

例え、流通業界に押されに押されて、流通が片手間に作るようなことがあろうとも、そんな製品に勝る確実な製品を作らなければならない。

経営アナリストがこう指摘する、

「企業経営のためには、多少の悪事もOK、不正を繰り返してもバレなければ大丈夫だという安易な考えが常態化している。神戸製鋼のような創業1905年という歴史を持つ大企業などは、特にそう大事には至らないという妙な大船に乗った感覚がある。そのため、同様の企業が多い日本では、“今回の不正も氷山の一角”という見方が強い。このごまかしの悪習を阻止しなければ、日本のモノ作りが終わると同時に、ケタ外れの労働者が路頭に迷うことになりかねない。国が音頭を取って強固な監視システムを作るのも手です」

国自体の組織が不正を許している今般にあって、果たして企業にその倫理求めることが出来るのか。

会社の体力と力をつける流通部門、働く側の権利意識の向上を考えると、今後も不正の波は続くように思われてならない。(おしまい)

スポンサーリンク



*このブログに関してご質問などがある方は下記の問い合わせフォームをご利用ください。

よろしくお願いいたします。

徐槿栄 逮捕 顔画像とFacebookを調査!【残虐】死産と間違え赤ちゃん放置
東京・歌舞伎町で生後間もない赤ちゃんの遺体が見つかった事件で ...
続きを読む
貴公俊 付け人に暴力 【呆然】遅刻早退 貴乃花 この親方にしてこの弟子あり?!
日本相撲協会は、貴乃花部屋に所属する貴公俊(たかよしとし)が ...
続きを読む
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です