山中王者陥落!セコンド大和トレーナー苦渋の決断 山中を守る!

13回のタイトル防衛の壁は厚かった。
8月15日に行われたWBCバンタム級タイトルマッチは、常勝王者のプライドが吹き飛んだ。
チャンピオン 山中慎介が意外にも4回TKOを喫し、王座から陥落したのだ。
この試合に賭けた者と山中の将来に賭けた者との思いが交錯する。

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黄金のバンタム山中の悲願 潰えたり!具志堅 苦笑いでちょっちゅねー!

山中慎介プロフィール
山中慎介

山中 慎介(やまなか しんすけ 34 )は、日本のプロボクサー。第65代日本バンタム級王者。元WBC世界バンタム級王者。 南京都高校、専修大学商学部卒。帝拳ボクシングジム所属。

本 名 山中 慎介
通 称 ゴッドレフト(神の左)
階 級 バンタム級
身 長 171cm
リーチ 178cm
国 籍 日本
誕生日 1982年10月11日(34歳)
出身地 滋賀県湖南市
スタイル 左ボクサーファイター

プロボクシング戦績
総試合数 30
勝 ち 27
K O 勝ち 19
敗 け 1
引き分け 2

まずは魔の4ラウンド攻防をご覧ください!

滑り出し順調に見えた序盤の4回、連打を浴びロープを背にしたところで、山中の視線の先をセコンドのタオルが舞った。

この回、チャレンジャーのパンチがことごとく山中の顔面を捉えた。

時に左、時に右。

面白いように、顔面が左右に振られていく。

挑戦者のパンチには物凄い破壊力があった。

思いの外伸びてくる挑戦者のパンチは思いっきり振り抜かれ、山中の脳みそが遠心力で揺れている。

自分もこの試合、素人ながら危ない!と思ってしまった。

確かに山中の戦績の中には、ダウンしながらも不屈の闘志で、逆転劇を飾った試合もあった。

試合後、山中が所属する帝拳ジムの本田会長は、

トレーナーの個人的な感情が入った。最悪なストップ。

と激怒した。

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タオルのタイミング賛否両論!だが興行より人の命に拘るトレーナーに乾杯!

この試合、確かに「タオルが早すぎた」とすると意見が多かった一方、「遅すぎるよりはいい」という意見も少なくなかった。

だが、ボクシングの撃ち合いで頭に起こり得る病変というのは、まじで想像し得ないところがある。

大和トレーナーは自身もボクサーとして、東洋太平洋のランカーであり、選手時代の経験も豊富であった。

山中慎介とは十数年の師弟関係で、山中も完全に大和トレーナーを信頼していた。

聞くところによると、大和トレーナーは8年前、自身が育てたボクサーを日本タイトル挑戦後に、急性くも膜下出血で亡くしている。

とっさの判断ミスが、一人の男の命を奪ってしまうかもしれないという想いは、愛弟子を思うトレーナーとして、決して間違いではない。

そして、山中自身、34歳というあまり若くもない年齢で、そこまで積み重ねた防衛記録のことを考えれば、多少無理してでも闘いたい、後悔しないように闘いたいというのが、ボクサーとして考えるべきことではあるが、そのことを大和トレーナーもひしひしと感じているところではあったと思う。

でも、瞬間、目の前の男が、廃人になったり、人として再起不能になったり、最悪、帰らぬ人になったり、といういくつかの起こり得る事象を考えた時に、トレーナーの判断は絶対間違っていないと俺は思うのだ。

実際、山中自身、一言もトレーナーのタオルのことを非難していない。

勝利に逸り、13回の防衛記録にこだわるあまり、自分の命と引き換えにしてしまったかもしれないという怖さを、トレーナーによって生かされたからこそ、山中は今真剣にそのことを考えているだろう。

打撃し合うボクサーというのは、試合中相当なパンチを受けても、興奮状態のため、あまり痛みを感じないといわれる。

山中があれだけ打たれながら、まだいける!と思ったのも無理はない。

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経験者は語る!山中はまだまだいけた!それは見る側とやる側との違い?

とはいえ、自分のような素人が山中を心配するのと裏腹に、過去に経験値を持つ元プロボクサーのコメントは180度違うのはまた興味深い。

竹原慎二氏のコメント

「山中残念 俺だったらあんな止められ方は納得いかないな 昔とちがい ボクシングはスポーツだな」

と短いコメントながら、セコンドのタオル投入で敗れた山中の無念さに同情した。

長谷川穂積氏のコメント

「ネリがしっかり研究していた。左をまともにもらわないようにするために、左の殺し方が素晴らしかった。今日はネリの夜だったが、明日の夜なら分からない。それぐらいギリギリの紙一重だった。僕らには到底、分からない重圧の中で戦ってきたと思う」

村田諒太氏のコメント

「タラレバがいっぱいあるけど、結果がすべて。けどタラレバを考えてしまう、やるせなさみたいなのが残った。(セコンドがタオルを投げたタイミングについて)誰もよしあしをつけることはできない。(山中さんは)目は生きていたし、落ちていなかった。十何年も一緒にやってきて感情移入したと思う」

具志堅用高氏のコメント

「ネリのパンチ1発1発が力強かった。(山中の)左ストレートを期待していたんですが…。カウンターも当たってましたが、ネリは打たれ強いんですね。一気にいくのがネリの強さ」

赤井英和氏のコメント

「ネリ選手の返しの右をもらって、主導権を取られたのが痛かった。挑戦者は立派な選手。山中選手は歴史に残るチャンピオン。もう1回やれば勝つと思う。まだまだ強くなる。今は『お疲れさま』としか言えない」

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仰天!ネリ新チャンピオンに薬物疑惑!山中は王座に返り咲きか?

そんな中、WBCが事前に実施したドーピングテストでネリから陽性反応が出たのだ。

WBCはボクシング界の浄化を目的とする「クリーン・ボクシング・プログラム」を促進。

全階級のチャンピオンと各クラスのランキング上位15人を対象にする薬物検査を抜き打ちで実行している。そこで今回、ジルパテコルという物質がネリから検出されたのだ。

同機関から違反物質と指摘されたジルバテコルは報道によると、クレンブテロールという物質とかなり似通っているという。

このグランブテロールという物質は、牛肉の中にふんだんに含まれているという。

メキシコでは頻繁に肉を食う習慣があることから、どう物質が検出されやすく、結果、それが禁止物質と疑われてしまうケースがあるというのだ。

世界王座初挑戦のネリにも試合前、何度か試験が行われたらしい。

挑戦者ネリは、2日前に連続して牛肉を平らげたとしているが、その発言、なかなか判定するのが難しい。

ボクサーは減量中にあらゆる食欲を我慢するため、計量終了後は、減量から解放されるウキウキ感から、思いっきり試合のことも考えず、食べてしまう選手もいるらしい。

とはいえ最初の検査結果が出た以上、この問題が噂に止まることはない。WBCのマウリシオ・スライマン会長はBサンプル(再検査)の分析を即時実施すると通達。かつての選手のように“シロ”となるケースがあると同時に最悪、王座剥奪処置が取られることも予測可能。その場合、山中戦は無効試合に変更されることもあり得る。

無効試合となれば、山中の王座はおそらく安泰。防衛記録は継続される。

今回の負けを早期認定してしまった過度で、職を辞そうとしている大和トレーナーの件も、一件落着する。

ネリの黒判定が強く期待される今日この頃である。(おしまい)

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